2019年08月07日
1-3 日本人を不健康にした4つのこと
ここからは「おどろくほど健康になれる」食事法を示すが、その前にその理解をしやすくするため2つのことを紹介しておく。
この節では、日本人を不健康にした4つのことを取り上げる。
4つとは白米、白砂糖、獣肉・牛乳・乳製品、薬(化学薬剤)である。
・玄米から白米に
江戸時代の元禄期(1680~1709)以降、江戸などの都会で白米が食べられるようになり脚気(かっけ、足の感覚がマヒしたり全身がだるくなったりする病気)が多発した。白米は今では常食となっており日本人の体力を弱めている。
・白砂糖の普及
白砂糖が諸病をもたらすことは常識に近い。虫歯になりやすいことはもちろん、骨粗鬆(こつそしょう)症、アレルギー体質、頭痛、認知症、ガンなど砂糖が主因となる病気はたくさんある。白砂糖は江戸時代中期からあるが、広く普及したのは第一次大戦(1914~1918)後のようだ。
・獣肉・牛乳・乳製品の普及
動物性食品は魚中心の日本で、明治以降、獣肉・牛乳・乳製品が飲食されるようになった。そして、食生活の欧米化といわれる時代(1970年以降)になって沢山食べられるようになり、ガン、糖尿病、アトピーなどが広まった。
・薬(化学薬剤)の多用
薬の副作用の害は大きいが、薬は薬剤性の病気もつくっている。薬剤性肺炎、薬剤性パーキンソン症候群、薬剤性腸炎、薬剤性の認知障害など薬による病気はたくさんある。薬がいつころから多用されるようになったかは判然としない。ただ対前年比でみると1970年頃から増加のスピードが上がっている。
以上、日本人を不健康にしたものを4つにしぼって紹介した。いずれも健康になるためには無視できないものである。
kenko7007 at 00:07│Comments(0)│食事法 序章