2-2 なぜ玄米か1-4 栄養学は二つある

2019年08月05日

2-1 食養法(玄米菜食健康法)

 この節からは「おどろくほど健康になれる食事法」を紹介していくが、それは食養法(玄米菜食健康法)である。
 食養法は玄米(又は未精白穀物)を取り入れるが、ただ単に白米ごはんを玄米ごはんに変えるだけではない。そのほか幾つかの決まりごとがあり体系的になっている。

 食養法は、それが誕生した明治後期以降、多くの指導者がおり、食事内容は人に よって多少ことなる。ここでは私が多くの指導者にほぼ共通するとみた10項目を選んだ。10にしたのは、多すぎると焦点がつかみにくいためである。なお、選定・解説には必然的に私の意見が入っている。

食養法の基本事項
 ・玄米  未精白米や全粒粉パンでもよい
 ・菜食  動物性食品は食事全体の5~15%くらい
 ・少食  お勧めは一日2食、一日1100~1800kcalくらい
 ・主食中心の食事  おおまかに比較して副食は主食より多くならないようにする

食養法の個別事項
 ・牛乳  非推奨
 ・根菜類(大根、人参など)  体を暖めるのでしっかりとる
 ・果物(ナス、トマトを含む)  少なめに、取りすぎると体を冷やす
 ・味噌汁  ほぼ毎日とる、効能が高いため
 ・塩分  自然塩をしっかりとる、減塩をしない

食養法の考え方
 ・一物全体食  食材はできるだけ丸ごと食べる

 以上、取り上げたい項目はたくさんあるが、ここでは10項目にしぼった。各項目の意味については次節以降で解説する。

(参考)
 食養法の食事内容を具体的に知るには、森下敬一(医師)『クスリをいっさい使わないで病気を治す本』(三笠書房、知的生きかた文庫)の末尾に「(1週間分の)献立表」がのっている。これをみるとイメージがつかめると思う。



kenko7007 at 00:07│Comments(0)食事法 総論 

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