2-8 一物全体食2-6 副食は少なめに  

2019年07月24日

2-7 少食のすすめ

 2-1で、食養法は玄米ごはんに変えるだけでなく、幾つかの決まりごとがあると書いた。その一つが少食である。私は40年ほど前に、数多くの本を読み食養法を勉強したが、ほとんどの指導者に共通していたのが少食である。

 少食とはどの程度のものか。
 ごくかんたんにいうと一日2食分くらいの量である。
 指導者の多くは朝食ぬきの1日2食を提唱し実行している。2食だからおのずと少食になる。もっとも、昼食ぬきの2食、夕食ぬきの2食の人もいる。大切なのは一日の食事量である。3食でも2食くらいの量ならかまわない。

 なぜ少食が大切なのか。
 食べすぎると諸病につながるからである。

 食養法ではどの位のカロリーをすすめているのか。一日1100~1800kcal位である。甲田光雄(医師)は、ある本で1500以下にさせるのはむずかしいと書いていた。逆にいうと1500~1800kcal位なら実行可能ということのようだ。

 朝食ぬきの1日2食で大丈夫なのか。生徒は朝礼で倒れないのか。サラリーマンは午前中仕事になるのか。
 私は玄米ごはんを取り入れるなど食事の質を上げると問題ないと思っている。
 世の中には朝食前にハードな仕事をする人がたくさんいる。私の知る酪農家は牛の搾乳を朝食前にしていた。新聞配達の人も何も食べずに2時間ほどの朝刊配達をしている。お相撲さんもハードな稽古のあとに食事をしている。ほかにも多くの例がある。朝食ぬきの生徒が朝礼で倒れるのは、朝食ぬきのせいではなく、その生徒の日常の食事全体からきているのではないか。



kenko7007 at 00:07│Comments(0)食事法 総論 

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