2019年07月23日
2-8 一物全体食
一物全体食は食養法でのもっとも大切な手法・考え方のひとである。
一物は「いちぶつ」と読むことが多いが、「いちもつ」とも読む。
一物全体食は、食材を丸ごと食べようということだ。米なら精米せずに表皮や胚芽のついたまま、即ち、玄米で食べること。大根なら葉も捨てずに皮もむかないで食べること、魚なら頭や骨やしっぽも食べること。こういった食べ方である。
なぜ、食材を丸ごと食べるのか。
それは人間が捨てている部分、即ち、胚芽、表皮、皮、魚の頭、骨、しっぽなどにビタミン・ミネラル、食物繊維などが多く含まれているからだ。
野性動物は、すべての場合ではないが、食材を丸ごと食べるのが普通である。そして、丸ごと食べることが主因となって、人間のような慢性病がない。
人間も一物の全体を食べるように日々努力すれば、病気にかかりにくくなる。また、健康食品なども少なくてすむ。一物全体食は、手軽にでき、かつ、お金のかからない健康法である。
kenko7007 at 00:10│Comments(0)│食事法 総論