2019年06月25日
4-5 食品添加物や農薬など
1.食品添加物
食品添加物の多くは化学的に合成された単一成分の物質であり、薬(化学薬剤)と同じ性質をもつ。化学的に合成された食品添加物(以下、食品添加物と書く)は、人間にとっては異物であり、体に悪影響をおよぼす。
食品添加物は調味料、甘味料、保存料、酸化防止剤、ph調整剤、着色料などで、たくさん使われている。これは、加工食品の箱の裏の原材料名をみてもわかる。
これまで私は、食生活のセミナーで「日本は諸外国にくらべ多くの食品添加物が許可されている」と聞いてきた。
日本でもっもと多く使われている添加物は調味料で、そのうち85%はグルタミン酸ナトリウム(「味の素」など、以下は略称のMSGとも書く)である。そこで、ここではMSGだけみておく。
グルタミン酸は昆布などに含まれているが、それとは別物のグルタミン酸ナトリウム(MSG)はサトウキビから化学的処理でつくられており、純粋な化学物質である。
MSGを料理に入れると特有の味がする。問題は人体への影響である。これに関して中華料理症候群という言葉がある。「アメリカのボストンの中華料理店で食事の10~20分後に首筋から腕にかけてのしびれや灼熱(しゃくねつ)感、全身の圧迫感やだるさを訴える人が続出した」といったことで、中華料理にMSGが多めに使われていたのが原因とされている。そうしたこともあって、アメリカではMSGには使用制限があり、ベビーフードには禁止されている。日本には使用量の規制はない。(以上、㈱皇帝塩本舗のホームページを参考とした)
グルタミン酸は昆布などに含まれているが、それとは別物のグルタミン酸ナトリウム(MSG)はサトウキビから化学的処理でつくられており、純粋な化学物質である。
MSGを料理に入れると特有の味がする。問題は人体への影響である。これに関して中華料理症候群という言葉がある。「アメリカのボストンの中華料理店で食事の10~20分後に首筋から腕にかけてのしびれや灼熱(しゃくねつ)感、全身の圧迫感やだるさを訴える人が続出した」といったことで、中華料理にMSGが多めに使われていたのが原因とされている。そうしたこともあって、アメリカではMSGには使用制限があり、ベビーフードには禁止されている。日本には使用量の規制はない。(以上、㈱皇帝塩本舗のホームページを参考とした)
MSG(グルタミン酸ナトリウム)は、「調味料(アミノ酸)」「調味料(アミノ酸等)」などと表示されている。今回、私が、ある大手スーパーで調べたところ、一つを除くすべてのインスタントラーメン(袋麺)に入っていた。一つは別の化学調味料だった。なお、自然食品店で買ったものには入っていない。
2.食の安全と自然医食
食の安全とは食品添加物や残留農薬をさけるといったことで、自然医食とは健康維持・回復のための食事である。これについて、私が以前に書いた「無添加・無農薬より、まず未精白穀物を」を引用しておく。
「Aさんは、無農薬・有機肥料の白米と牧草で育った牛の肉を常食としています。Bさんは化学肥料と農薬で作られた玄米・野菜を常食としています。どちらが健康でしょうか。
他の条件が同じなら、明らかにBさんの方が健康でしょう。食べ物の選択に熱心でありながら、そのエネルギーが無添加・無農薬に片寄りすぎている人がいます。この人たちは、努力の割りには良い結果は得られません。無農薬・無化学肥料であっても、白米は白米です。また、牧草を食べている家畜の肉も肉です。いっぽう、化学肥料で育った玄米でも、その胚芽・表皮には、ビタミン、ミネラル、食物繊維は豊富です」
他の条件が同じなら、明らかにBさんの方が健康でしょう。食べ物の選択に熱心でありながら、そのエネルギーが無添加・無農薬に片寄りすぎている人がいます。この人たちは、努力の割りには良い結果は得られません。無農薬・無化学肥料であっても、白米は白米です。また、牧草を食べている家畜の肉も肉です。いっぽう、化学肥料で育った玄米でも、その胚芽・表皮には、ビタミン、ミネラル、食物繊維は豊富です」
日々の生活のなかで、食の安全にどう対応するかの参考となればと思い掲載した。
kenko7007 at 00:15│Comments(0)│食事法 終章